水もとむ
久々の青空の下、すこし風が吹いている、歩くのにはすこしいいかも、と外に出かけました。目的はいつもカメラをもって花や鳥や虫を探しにゆく小旅行の楽しみです。夏はすこし歩いてもたくさん汗をかいてしまうので、いつも水分を鞄に入れて出かけます。森や林には自動販売機などありません。知らぬうちに脱水症に近い状態になってしまうことがあります。水はとっても大事なWalking Itemです。水を求めるのは人間だけでなく生き物はすべてそうなのかもしれません。いつもの森に入ってゆくと、雨後の道に小さく浅い水の流れができていました。そこにはいろんな蝶が水を求めてやってきていました。私が入ってゆくと一斉に蝶たちはそこを離れましたが、何匹かはすぐに戻ってきました。そのうちの一匹は私に近づいて私を日除けにして涼しそうに水を吸いはじめました。全然逃げようとしない蝶を真下にみながら何十枚も写真を撮らせてもらいました。でも目に映る美しい黒や瑠璃色はなかなか写真のなかに反映できません。でも蝶のからだの大きさで水の流れをみれば、そこは素敵な水と涼をとるプチリゾートのような場所になっていたことに気付きました。どこに現れるか分からない素敵な場所を求める旅は何だかとても楽しいものになってゆきます。
あかつきの佛間を出でて噴井かな 田中裕明



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