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2009年7月30日 (木)

水もとむ

Kuroageha1久々の青空の下、すこし風が吹いている、歩くのにはすこしいいかも、と外に出かけました。目的はいつもカメラをもって花や鳥や虫を探しにゆく小旅行の楽しみです。夏はすこし歩いてもたくさん汗をかいてしまうので、いつも水分を鞄に入れて出かけます。森や林には自動販売機などありません。知らぬうちに脱水症に近い状態になってしまうことがあります。水はとっても大事なWalking Itemです。水を求めるのは人間だけでなく生き物はすべてそうなのかもしれません。いつもの森に入ってゆくと、雨後の道に小さく浅い水の流れができていました。そこにはいろんな蝶が水を求めてやってきていました。私が入ってゆくと一斉に蝶たちはそこを離れましたが、何匹かはすぐに戻ってきました。そのうちの一匹は私に近づいて私を日除けにして涼しそうに水を吸いはじめました。全然逃げようとしない蝶を真下にみながら何十枚も写真を撮らせてもらいました。でも目に映る美しい黒や瑠璃色はなかなか写真のなかに反映できません。でも蝶のからだの大きさで水の流れをみれば、そこは素敵な水と涼をとるプチリゾートのような場所になっていたことに気付きました。どこに現れるか分からない素敵な場所を求める旅は何だかとても楽しいものになってゆきます。

あかつきの佛間を出でて噴井かな   田中裕明

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2009年7月 1日 (水)

触れる

Img_0932俳句に親しむために、いつのまにかしていること。それは匂うこと、触れることです。以前は視覚と聴覚だけの情報で分かったつもりになっていたのですが、やはり五感で対象を感じ取って初めて季語のまんなかに入ってゆける。そう、思うようになりました。それだけ出会いがうれしいものになって、ひとつ、一人にかける時間の有効性をより強く感じるようになしました。そして今日はやっと、やっと沙羅の花に出会い、触れることができました。何故夏椿というのかも納得。花ごと落ちたその姿は椿そのもの。しかし花びらは羽毛のようであり、柔らかにひろがる蝶の翅のようでもあり、とてもやわらかいものでした。梅雨の雨に濡れながら、その雨を受けるような、はじくような花びらはどこか不思議な異国の伝説を語っているようで、美しい緑の雨が語りにあわせて、妙なる音楽を奏でていました。

雨の沙羅雨あとの沙羅うす月夜   長谷川久々子

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