傷跡
いくつくらいまででしょうか。かすり傷とか打ち身とか傷ついてもさらっと綺麗に治っていたのは。40歳を超えてからきっと新陳代謝が悪くなって傷の治りが遅くなったり、充分でなかったりするようになりました。そんな実感を得てから辛夷の花を見る感じが変わってきました。美しく散ってゆく桜の類は例外で、およそは痛みながら枯れ、散ってゆく花がほとんどだと思います。でもその傷は生きてきた証でもあるわけで、きれいな部分の中で悲しんでいるのではなく堂々として見えます。「失敗は成功のもと」とも言えそうな傷は種の色にも見えます。まだまだ見たい、知りたい、感じたい人生だから、保守保身など考えず生きている「今」を大事にしてゆきたいですね。
わが山河まだ見尽くさず花辛夷 相馬遷子
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コメント
傷の色は種の色!!
海渡さま、ほんとにそうですよね。
花って、虫たちに一瞬だけ、
その時こそを咲きつくして昆虫たちに夢を与えられたら、
もうきっとそれで辛夷の花は満足でしょう。
辛夷にとって大事なことは花の美しさではなくて
今年もたくさんの実を結んで、
そう!たくさんの立派な種を作ること。
そして、その喜びのおすそわけのように、
また春の花をつけて毎年忘れずに地上を飾ってくれます。
風で傷つくと
種の色に変色して本音を見せてくれたりもします
投稿: まもん | 2009年3月30日 (月) 09:31
まもん様
すこし湿り気のある茶色は
種の色と同じだなって思いました。
そう思えば
花の役目は種のお母さんでもあるわけで
美しいところから生まれた種は
また美しい姿を約束されて
永い永い時間を生き続けられるのだと・・・
そんな傷跡はひょっとしたら
素敵な紋章なのかもしれないですね。
種色の傷はんなりと花辛夷 海渡
投稿: 海渡 | 2009年3月31日 (火) 00:18
そういえば、
海渡さまの撮られた辛夷の花の
その文様のような傷痕は
昨年、五合庵の山に咲いていた辛夷の傷痕に
そっくりです!
きっとそれは誇り高い、その辛夷一族の紋章なのですね。
今日あたり、同族辛夷たちは、
「ことしの花母さんはひときわ豊かに綺麗だったから、
種の赤ちゃんは粒揃いだよ!」って、
地下茎深く交信しているに違いありません
青みたるなかに辛夷の花ざかり 良寛
投稿: まもん | 2009年3月31日 (火) 08:23
まもん様
花のがんばり 葉のがんばり
蝶や蜂のがんばり
それぞれのがんばりが素敵ないのちを
育ててゆくのだと思います。
投稿: 海渡 | 2009年3月31日 (火) 23:39