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2009年2月25日 (水)

うすき夢

Dscn5879夢かまぼろしか、と思うほど淡い景色や映像が印象に残るようになりました。花粉症のせいばかりではなく、とにかく眠い、からだと思ったりもします。春がそこまでやってきているのは嬉しい限りですが、このところの気温の変化に心身ともに反応、順応できていないような気がします。淡くうすい夢が反転して現実のしっかりした色に戻るとき西行の臨終の願いが子守唄のように聞こえてきます。

わもねがふ花の下臥西行忌  後藤夜半

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2009年2月15日 (日)

一人ひとり まぶし

Dscn5124「はるもにあ」創刊3周年で13号が発刊となりました。今年からは隔月刊になり、より多くの俳句が多くの人に見て、詠んでいただけると思います。そんな4度目の立春を過ぎての「はるもにあ」句会は春一番が東京に吹いた翌日にありました。少しずつ参加する方も増えて、岡山でずっといるといつしか私は異邦人になってしまうかも、と思うほど。仕事が忙しいおかげで東京に来られるのが有難い限りです。俳句は共通のセンスとスタンダードを持つ仲間がいないと特にはじめて間もない人や作風がころころ変わる人には自分の句の成長の度合いがよくわかりません。仲間の意見を選をちゃんと確かめていると自分の俳句がどこまで育っているのか何となく、何となくわかるのです。この日の句会で春日主宰は「白魚の一尾一尾をまぶしめり」と3周年を記念して詠まれました。白魚はずっとひかりの魚だと思ってきました。そのひとつひとつのいのちのひかりが輝ける場所に「はるもにあ」がなってゆくことを切に願いながら、ちゃんと学んでゆきたいと思います。

一人ひとり字を書きてをる爐端かな   田中裕明

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2009年2月 7日 (土)

四温

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少しずつ春の温もりがひろがってゆくような、風の冷たさがほどかれてゆくような日和が増えてきました。立春から春分の日までは行事ごとに春めいて、追いかけるように春の花が次々に咲きはじめます。この時季はいつも季節においてかれないように花を追いかけるのですが、なかなか追いつけません。毎年、ずっと追いかけてばかりですが、時には早回りしてちゃんと待っていてみたいものです。どこからか甘い香りが頬をかすめたら、いつものカレーに違う香辛料をいれて春のスープカレーでも演出してみましょうか。

二もとの梅に遅速を愛すかな   蕪村

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